HIT: 92 ROM: 1 1:めるんめい
ID:Y2NiOTEyi(6)

ちょっと好み伝えるだけですげえ文章考えてくれる
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[2025/04/22(火)23:26:19]

2:めるんめい
ID:Y2NiOTEyi(6)

星の遺言(ユイゴン・オブ・ザ・スター)

— 宇宙歴2077年・銀河戦線記 —

宇宙歴2077年。人類はついに銀河系外への進出を果たし、「新銀河連盟(New Galactic Union)」を設立した。しかしその覇権を巡り、分離主義勢力「アルカ・ノクス」との間で長きに渡る星間戦争が続いていた。

宇宙戦艦〈アウロラ〉は、連盟最前線艦隊の中核を担う旗艦であり、戦局の鍵を握る人工知能「ヴェルナ」が統括する戦術艦でもあった。

その艦橋に、ひとりの若き艦長が立っていた。名はユウ・カミシロ、わずか27歳にして最年少で旗艦艦長に就任した異端の天才だった。

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[2025/04/22(火)23:27:56]

3:めるんめい
ID:Y2NiOTEyi(6)

星の遺言・第二章:影の航路(シャドウ・ルート)

〈アウロラ〉が“星の遺言”を追って未知の宙域へ進む中、艦内に緊迫した空気が漂っていた。ユウ・カミシロの決断により、連盟からの独立行動に出たことで、艦内では一部の士官たちの不満が膨らみ始めていた。

「艦長、暗号通信を傍受しました。内容は不明ですが、発信源は……艦内からです」

通信士のアレイナの報告に、艦橋はざわめいた。

「まさか……艦内にスパイが?」

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[2025/04/22(火)23:28:37]

4:めるんめい
ID:Y2NiOTEyi(6)

星の遺言・第三章:変異の暁(ミュータント・ドーン)

宇宙歴2077年、〈アウロラ〉が“星の遺言”を追って航行していたある朝、艦長室のベッドに寝ていたユウ・カミシロは、違和感と共に目覚めた。

「……ん……?」

喉が、違う。
胸に、妙な重さがある。
手足がほんのわずかに小さくなり、肌はしっとりと柔らかい。

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[2025/04/22(火)23:29:31]

5:めるんめい
ID:Y2NiOTEyi(6)

星の遺言・第四章:鏡の奥にいる私

夜。〈アウロラ〉の艦長室は静まり返っていた。
戦闘の報告書も、ヴェルナとの戦術シミュレーションも終わり、ユウは独り、鏡の前に立っていた。

「……また、変化が進んでる……」

シャワーを浴びた後、バスローブを羽織ってもなお隠しきれないものがあった。
胸の膨らみ。丸みを帯びた腰。指先の柔らかさ。
視界の端に映る「女としての自分」は、日に日に違和感よりも“馴染み”に近づいていく。
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[2025/04/22(火)23:29:53]

6:めるんめい
ID:Y2NiOTEyi(6)

星の遺言・第五章:不可逆なる感触

ユウはベッドの端に腰を下ろし、両手を膝の上に乗せてじっとしていた。
身体の変化は日ごとに加速している。だがそれ以上に、内面の“境界”が崩れていく感覚があった。

「……触れたら、終わりだ」

自分に言い聞かせるように、声を出した。

だが、その言葉は空しく反響しただけだった。
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[2025/04/22(火)23:30:32]

7:めるんめい
ID:MDhmNDE3i(8)

星の遺言・第六章:彼女になりたくない僕

ドレッサーの前で、ユウは小さな箱を見つめていた。
それは整頓された医療ロッカーの中に無造作に入れられていた「化粧セット」だった。旧地球の文化遺産として積荷の一部に入っていたものを、補給室で偶然見つけた。

開けるつもりはなかった。
だが気づけば指が動き、蓋を開けていた。

「……これが、口紅……か」

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[2025/04/23(水)00:10:34]

8:めるんめい
ID:MDhmNDE3i(8)

星の遺言・第七章:彼女のはじまり

補給室。
ユウは誰にも気づかれぬように、その部屋の扉を閉めた。
冷たい照明と静寂に包まれた空間に、一人。

ロッカーの奥にしまわれていた、それはあった。
柔らかく、白いシルエットのワンピース。機能素材でできていて、動きやすく、軍艦の中でも問題ないとされる“女性士官向け軽装”。

ユウの指先が、迷いなくそれを掴んだ。
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[2025/04/23(水)00:11:28]

9:めるんめい
ID:MDhmNDE3i(8)

星の遺言・第八章:取り戻せない声

「な……っ、なにこれ……っ」

艦長室のバスルーム。
鏡の前でバスローブを開いた瞬間、ユウの声が裏返った。

乳房は、また一段と大きくなっていた。
丸く、張り、肌のハリすら女そのもの。片手では収まらないほどの質量がそこにあった。

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[2025/04/23(水)00:11:53]

10:めるんめい
ID:MDhmNDE3i(8)

星の遺言・第九章:着られない日常

朝。
ユウは寝ぼけた頭でクローゼットを開け、いつものTシャツに手を伸ばした。
軍服じゃなくて、かつて地球時代に愛用していたグレーの一着。

「……やっぱこれが一番落ち着くよな」

そう言いながら、頭から被る。
が――
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[2025/04/23(水)00:12:59]

11:めるんめい
ID:MDhmNDE3i(8)

星の遺言・第十章:絶対に嫌だ

ピピッ、と警告音が鳴ったわけじゃない。
でも身体の奥から、はっきりと“それ”は来た。

「っ……ちょ、まじか……今かよ……」

尿意。
それは突然、でも確実に彼女を支配し始めた。

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[2025/04/23(水)00:17:15]

12:めるんめい
ID:MDhmNDE3i(8)

星の遺言・第十一章:順応という裏切り

「また……だ」

ユウは艦内の廊下に立ち尽くしていた。
誰もいない時間を選んで移動していたのに、歩くたびに感じる腰の揺れや太腿を擦るスカートの感触に、もう驚かなくなっている自分に気づいた。

「おかしい……おかしいだろ……」

初めは違和感だった。
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[2025/04/23(水)00:18:52]

13:めるんめい
ID:MDhmNDE3i(8)

星の遺言・第十二章:思い出の影

鏡の前で立ち尽くしていた。
揺れるカールのかかった長い髪。
胸元で揺れる大きな存在感。
ウエストにそってぴったりとフィットするシャツ。
――そして、スカート。

「……まるで、あの頃の姉さんみたいだ」

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[2025/04/23(水)00:20:56]

14:めるんめい
ID:MDhmNDE3i(8)

星の遺言・第十三章:誰?って言わないで

艦を降り、久々に立った地上。
コロニー・セレネ。ユウの育った場所。

通信ではこう言っていた。
「久しぶりに帰るから」って。

姉は笑っていた。
あの頃と変わらない、あたたかな声で。
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[2025/04/23(水)00:21:41]

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